●お散歩で草むらに入ったり、山へハイキングに行ったりすると、

ペットの顔の周りやお腹に小さなホクロやイボのように見えるマダニが

つくことがあります。

ダニと一口で言っても、何百種類もいるのですが、

このように目に見えるペットの皮膚につくものは、

主に「マダニ」と呼ばれる種類のものです。

家の中に住む肉眼では見えないダニとは異なります。

マダニは固い皮に覆われていて家にいるダニよりも

かなり大きいのが特徴です。

生息場所は山や公園、河川敷などの草むらが主です。

またマダニは昆虫ではありません。

分類上はクモに近い仲間で、8本の足を持っています。

マダニは卵から孵化するとすぐに血を吸うために動き始めます。

ノミ同様、動物が出す熱や振動、吐く息の二酸化炭素などを感知して、

鋭い爪で足の毛などにしがみつくのです。

動物に乗り移ったマダニは顔や耳、お腹、足など

柔らかい皮膚のところにとがった口を刺しこんで血を吸います。

一度刺しこんだ口は、セメント様物質で皮膚にがっちりと固定してしまうため、

ちょっとやそっとでは抜けなくなってしまいます。

ですからマダニを見つけたからといってむやみに引きちぎってはいけません。

マダニの一部が皮膚の中に残ってしまい、

ひどい炎症になってしまうことがあるからです。

マダニはお腹いっぱい血を吸うと、その体重は吸う前の200倍にもなります。

そうなったらマダニは一度地面に落ちて脱皮します。

そして一回り大きくなって、また別の動物に乗り移って吸血し、

地面に落ちて脱皮します。

それをもう一度繰り返してさらに大きくなります。

成ダニになると3,000個から4,000個もの卵を産み、

そこから孵化した幼ダニが、また吸血を始めるというわけです。

たかがノミやマダニと思っていても、

本当はとても恐ろしいということがお分かりいただけたでしょうか?

ノミやマダニがつく前に是非一度動物病院で対策を相談してみてください。

飼い主さんにとってもペットにとっても、負担の少ない予防対策法が見つかるはずです。

ダニ怖い~

だいふく堂 ひろせ動物病院