犬の僧帽弁閉鎖不全症

犬
原因
小型犬の心不全の多くは僧房弁閉鎖不全症です。
左の心房と心室との間にある弁を僧帽弁と呼びます。本来の血液は肺から左心房、左心室から全身に流れるのが正常でこの流れは一方通行ですが、犬の僧帽弁閉鎖不全症に

なると左心室から全身に流れる血液の一部が左心房に逆流を引き起こし心肥大の原因を作り、心不全、発咳、肺水腫を引き起こします。また腹水、チアノーゼ、失神などの全身の循環不全に至り死亡します。
犬の僧房弁閉鎖不全症の多く高齢の小型犬です。特にマルチーズ。ポメラニアン、ヨークシャーテリアなどの小型犬ですが、キャバリアキングチャールススパニエルでは1歳ですでに33%がこの病気を持ち,4歳以上では60%にもみられます。

犬のうっ血性心疾患の多くはこの僧房弁閉鎖不全症です。

犬の僧帽弁閉鎖不全症

症状

1元気がない。

2散歩に行きたがらない。動きたがらない

3発咳(特に安静時の咳)

4チアノーゼ(舌の色が紫になる)

5腹水や失神

診断

身体検査 聴診により心雑音が高齢の小型犬で聞こえたらまずはこの僧帽弁閉鎖不全症を疑います。また安静時の発咳も伴っている時もあります。病気の進行度合により上記の症状がみられます。

X線検査 胸部X線検査により心肥大や肺水腫などが観察させます。
僧帽弁閉鎖不全症

心電図、エコー、CTなどの検査 心肥大のみでなくエコーでは血流の流れの変化や弁の動きの観察です。胸部CT検査では肺の観察などで肺炎などとの併発が観察されます。

治療

1強心剤や利尿祭の内服

2食事管理など

全時点では外科的な移植などは行われていないのが現状で主に内科的に急性には利尿剤とニトログリセインと強心剤の投与で悪いながらも安定したならば強心剤やACE阻害剤の投薬で病気で管理する

方法が取られています。この疾患は完治するのではなくあくまで症状の緩和と犬のQOL(生活の質の向上)です。現在多くのワンちゃんの専用のお薬が発売さいますのでかかりつけの獣医師と相談して、一日でも長く安定した生活を取り戻して下さい。

内服と同時に大切なことは食事の管理です。心臓用の食事がありますので上げて下さい。しかし多くのワンちゃんは食事の変化を急にすると食べなくなるので徐々に心臓病の食事に切り替えて下さい。

以上 犬の

僧帽弁閉鎖不全症症

のお話でした。2016-03-21