猫の乳腺腫瘍は避妊手術していない雌猫に見られその多くが(80~90%)が悪性です。またシャム猫がその他の猫より約2倍の頻度で発症します。
猫
平均発症年齢は10歳~12歳で発症の範囲は9ヶ月から23歳との報告があります。

症状

初診時に平均5ヶ月が経過しているので多くの猫の乳腺腫瘍は進行しています。皮膚に癒着し腹壁にに癒着していない結節状の硬い腫瘍です。約6割は複数の乳腺に腫瘍があり約3割は両側性です。約2割で腫瘍の潰瘍が見られます。リンパ管への浸潤も観察されます。

診断

鑑別診断
  • 小葉生過形成
  • 繊維上皮性過形成
  • 乳頭嚢胞性過形成
  • 乳腺炎
  • 嚢胞
血液検査

貧血と白血球の増加
その他の検査
DIC(播種性血管内凝固症候群)を除外すること

画像検査

胸部X線検査で肺への転移や供水を確認すること。腹部X線検査にて腹水の確認

治療

可能なかぎり乳腺とリンパ節を取り除くこと。(転移がない時には)
抗癌剤

病理所見

8割以上が腺癌であり、リンパ節への転移が5割に達します。

予後

再発率は高い。また平均余命は短い。また予後を左右するものは手術時の腫瘍の大きさが関係しており3cm以上だと生存期間は6か月で2cm未満だと約3年との報告もあります。