猫

原因

猫の白血病ウイルス感染症(FeLV)は猫白血病ウイルス(Feline Leukemia Virus)が感染して引き起こされる感染症です。猫の白血病ウイルスはレトロウイルスのオンコウイルスが原因で引き起こされる疾患で猫に感染しますが、犬や人には感染しません。猫白血病ウイルスの多くは唾液腺の中に存在し、喧嘩による噛み傷により感染します。また鼻水や唾液により感染することもあります。また母子感染も観察されています。

猫白血病ウイルスの病態

このウイルスは世界中の猫に感染が認められています。特に外猫は家猫より、感染率が非常に高く、主な感染源となっています。それゆえに完全室内飼育が推奨されています。

年齢的には1~6歳ぐらいの猫で、平均は3歳前後で一番発症率が高くなっています。

日本の猫は統計によると、約3~5%が猫白血病ウイルスを保有していると推定されています。そして病気の猫は、約15~20%が猫白血病ウイルスを保有していると推定されています。

猫白血病ウイルスの症状

  • 慢性的な発熱
  • 元気消失
  • 下痢
  • 難治性の皮膚炎
  • 行動の変化
  • 流産や死産
  • 多飲

関連性疾患として下記のものがあります。

  • リンパ肉腫及びリンパ性白血球
  • 再生不良性貧血
  • 難治性の口内炎
  • ぶどう膜炎
  • 関節炎
  • 糸球体腎炎
  • 繁殖疾患

猫白血病ウイルスの検査

下記の例ではFeLVとFIVが陽性です。

FelV
猫白血病ウイルス(FeLV)感染症と猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症は、猫でよく見られる感染性疾患です。
「スナップ・FeLV/FIV コンボ」検査キットは、1回の採血でFeLVとFIVの検査を同時に行うことができ、使用方法はとても簡単です。
FeLV/FIVの感染状況を知ることは、感染猫の日常の健康管理に役立つだけでなく、他の猫への感染を広げないためにも重要となります。病態や基礎疾患の把握のため、幅広いご使用をおすすめいたします。

  • 初診時のスクリーニング検査として
  • FeLV/FIVワクチン接種前の検査として
  • 定期的な健康診断項目のひとつとして

猫白血病ウイルス(FeLV)の予防

現在猫白血病ウイルスのワクチンが販売されており、注射することにより予防が可能です。また早期の避妊:去勢をおこない完全な室内飼育に心がけることは、外猫の感染率が高い現状では予防として必要です。
またできれば多頭飼育も避けたいところです。仮に新たに猫を飼育する時には動物病院でFeLVとFIVの検査を受けてください。

猫白血病ウイルスのまとめ

猫の白血病ウイルスの予後は非常に悪いのが現状ですので、感染予防に心がけましょう。感染を予防するいは

  • ワクチンを注射すること
  • 早期の避妊去勢により感染を予防

上記の二つが大切なことです。

とりあえず猫を飼育する時にはワクチンと避妊去勢をおこない完全室内飼育に心がけることが大切だと思います。